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<間>と<抜く・動かす>、<間>と<ことば>はつながっています。<間>には、どんなものがあるでしょう。
皆さん、話し続けるためには適当なところで息つぎをしますね。これが<息つぎの間>です。
それから、<話かわりましての間>があります。一夜明けてとか、家から外に出るとか、そういう場面です。そういう場面では、次の画面に切り替わるときに、すこしゆっくりと抜いてあげればいいのですよ。
<間>と勘違いされやすいものがあります。今の紙芝居は、裏の文を、子どもでも読めるように、全部ひらがなで書いてありますね。そこで、ことばの切れ目に一字分のスペースを空けてあります。これを<間>と勘違いされる方がいるのです。
場面⑪の裏
ニャーオン
「あー、□おもしろかったにゃー。
こんどは□なにを□つかまえて
あそぼうかなあ。」
これを、区切り通りに読んでしまうと、わかりにくいですね。自分流に文章をつなげて、自分流の間を見つけて読んでもらえばいいと思います。そのためには、やはり下読みが大切になるわけです。
演出効果の高い<間>として、<期待させる間>があります。
<期待させる間>の後には必ずといっていいほど<さっと抜く>がきます。そして、<期待させる間>の後はだいたいお化けが出てきたり、あんまりいいことは起こらないの。だから、その前の台詞は少し暗い調子で、「これから何かが起こりそうだぞ」という感じに子どもたちを引き込むように、読んでいただくとよいと思います。
お化けが出てくる場面を例に
あたりが暗ーくなってきてー(低い声で伸ばす)
<さっと抜く>
出たっ!!(大きな声ではっきりと)
どの程度の<間>にするかは、子どもたちの表情を見て考えて下さいね。じっと真剣に見つめているような時は2秒半くらい伸ばしても大丈夫。あまり集中していないときは効果がありません。<間>は、観客である子どもたちといっしょにつくっていくものなのです。
それから、もう一つ、演出効果の高い<間>に<余韻を残す間>があります。これは最後の場面に多いですね。
場面⑫
ニャーオンのうしろすがたをたかーいそらのうえから、
おつきさまはじーっとみていました。
ニャーオン、おやすみ!
また、あしたね。
ばいばーい、ばーいばーい(だんだん小さく)
最後の「ばいばい」は、私がつけた台詞です。子どもたちはすっかりドラマの世界に引き込まれていますから、「ばいばい」と言っているような顔で見てくれます。それなのにね、「はいおしまい」で終わってしまったら、ドラマの世界は中断されてしまいますよ。
「ばいばーい」の後の余韻は「イチと、ニーと、サン」とゆっくり数えるような感じで伸ばすといいですね。そして最後に「お、し、まい」と言ってすーっと幕紙を入れたり、そっと舞台の扉を閉めたりします。余韻が残るでしょう。
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